エッセイ「心の残像」ESSAY

プリマ開発者中谷光伸コラム

第一夜 – 目覚め –

昨晩こんな夢を見ました。 何だか暗い宙に浮いていて、辺りは真っ暗、寒さも、熱さも感じない。体を動かすこともなければ、考えることもない。耳元で規則正しい低音の鼓動を感じながら、僕は眠るように夢を見ていた。 すると突然、息が苦しくなって、とても狭いところを通って、外に出ると、急に辺りが明るくなって、大きな叫び声を上げたら、目が覚めた。